2022年11月13日日曜日

烽火探し楽しかった♪ 2

 新沢千塚古墳群173号墳近くのピークから、明神山が見えることは以前から知っていました。もう少し下からとかシルクの杜の屋上からも見えるのですけど、稜線と住宅が接近するので、西のピークの丘を選びました。

しかし、靄は晴れず、烽火は確認できませんでした。天頂は快晴なのが恨めしく、日差しを避けて昼食にしました。

漸く見つけた目印の焼却場もこんな具合です
昼食後、今回期待が大きかった場所 橿原市役所分庁舎展望フロアにバスで向かう。距離的には、畝傍山とほぼ同じくらいになり、高さも145mと申し分ない高さを持っています。靄が無ければ、こんな視界が待っています(西側)。期待していました。ここで見えなかったら、畝傍でも見えないことになります。
しかし、当日は靄がしぶとく残りました。定点ボランティアさんも、朝から靄が立ち込めてと。特に南がねと嘆き節でした。
しかし、ここで漸く山頂で微かに烽火らしきものを発見することが出来ました。
漸くとらえた烽火
12.7km離れると、カメラのズームを効かせてもこの程度です。わずかの手振れで、また一から位置確認ってことになり、カメラの固定に苦心しました。実際には、もっと白っぽくて見にくいです。全体にブルーのフィルターを掛けています。
この時点では、まだ肉眼では烽火が見えていません。ので、第4ポイントは大いに期待していました。

第4ポイントは、期待していた10km地点になります。曽我川と中和幹線道がクロスするすぐ北側になります。
この道路向こうがポイントになりました。
空は、明るくなっているのですが、また白っぽくなってきました。難儀な靄です。しかし、距離が近くなっているので、期待は膨らんでいます。
まず、山頂を探すのが容易でした。近寄っているのを実感します。座り込んでカメラを安定させて、なりふり構わず撮りました。以下の写真は、全く修正加工していませんが、これまでとは違って烽火が確実に写っています。クリックして、拡大してみてください。分かりやすいと思います。




暫く撮っていると、風が東に吹き始めました。こちらに煙がなびいてきているようです。この時、初めて肉眼で烽火を確認することが出来ました♪ 感動ものです。
私には、白いもやもやしたものを撮り続けた1日の労苦が報われた感じがしました。

思ったことは、やっぱ烽火は不安定なものだってことでした。こんな快晴の日でも、靄って天候に左右され、思うようには通信が出来ないことが分かりました。これより、条件を満たさない時の方が多いと思うんですよね。
だから、細かなネットワークが構築されて、より確実な通信が可能になるような工夫がなされたと思います。烽火を追いかけた1日は、実感として烽火のネットワークの必要性を感じさせてくれました。
まだ、実験は始まったばかりですので、最終感想は分かりませんが、今回、上がった烽火では10km程度が距離としてはギリギリではないかなと思いました。もう2回ありますので、私なりのチャレンジを続けたいと思います。

2回目の12月15日(木)の烽火実験に合わせて、両槻会でも2回目の烽火を見て回りましょう! 2 を実施します。
予定は、明日午前中に公開予定です。
(ただし、ワクチン接種の副反応が軽かった場合という事で、ご承知ください。)