2015年10月18日日曜日

何も出来なかった土曜日

風鼓さんがぐずぐず言うので、出かけるのを躊躇っていた。夕方になって大人しくなったので出かけると、有間皇子邸が臨時休業。(>_<) 夏休みの代わりに今頃1週間休むとは聞いていたのだけど、それに出くわしてしまった。で、とある店に入ったのだけど・・・、これが・・・(>_<) まっ、言うまい。

今日は、どうなるだろうか。家事と飛鳥話のネタ繰りをしないといけないのだけど、出かけられれば歩きたい。どうなるかは、風鼓さん次第である。

さて、第53回定例会のミニ咲読。
基本に戻って! 海会寺をテーマにしたのはなぜ?ってことを少々。
もちろん、岡一彦先生と事務局の繋がりが濃いからなのですが(^^ゞ、このお寺が面白いからなんです。よ~わからん寺なのですよね。だから面白い!
お寺の名前も江戸時代を遡らないそうで、誰が、何の目的で、なぜここに造営したのかも分かりません。だのに、七堂伽藍が備わったお寺が在った。出土瓦などから、創建は七世紀後半だとされています。飛鳥時代真っ只中です。所在地は、南海道に沿う畿内の南西端。

出土瓦は、吉備池廃寺式軒丸瓦。つまり、舒明天皇発願の百済大寺で初めて用いられたデザインの瓦です。初めて使われた単弁の瓦。その瓦の范が、四天王寺で使われた後、この海会寺で使われているのです。官営寺院に使われた瓦が、なぜ畿内の南西端で使われたのでしょう? そこらが肝です。海会寺は、官営寺院だったのでしょうか!? 
吉備池廃寺は、法隆寺式伽藍配置です。海会寺もまた法隆寺式の伽藍です。
でもね! σ(^^)には、何か釈然としない部分も残るのです。だから、じっくり海会寺について勉強したいと思って、定例会のテーマにしたのです。皆さんも、是非この謎解きにご参加を。

第53回定例会の参加お申し込みは、両槻会事務局までメールでお願いします。