2011年12月14日水曜日

下ツ道側溝

八条北遺跡と言うのだそうですが、下ツ道の両側溝が検出されたようです。
東側溝は、幅7~11m、深さ1.4~2mで、検出された長さは120m。西側溝は、幅1.2~1.8m、深さ0.2~0.5m、長さ183m分が検出された模様。遺構の時期は、奈良時代(8C初)だということで、路面自体は残っていなかったようですが、道路幅は約19mだったようです。


場所は、報道では分かりにくいのだけど、近鉄二階堂駅の北1km強って感じでしょうか。まっ、歩いて15分程度。駅の西側の南北道路が下ツ道と重なっているので、まっすぐ北に歩けば現地にたどり着くはず。


東側溝がやけにでかいですね。下ツ道の南側では寺川をずっと沿わせているのだけど、そんな感じなんだろうか。幅11mもあれば、水運にも使えますよね。運河っぽいのかな? 時期的に平城遷都の資材運搬用運河? だったら平城京まで水運でほぼまっすぐ運べますよね。
で、東側溝から牛馬の骨が大量に出土したとか。数量が報道によって違うのですけど、いっぱい出たってことで理解は良いと思うので気にせずにいますが、一緒に斎串や土馬とかも出土しているようなので、祭祀が行われた痕跡なのかもしれないですね。報道では、雨乞いか?なんてのもありました。
ニュースを見逃している方は、こちら↓。

http://www.47news.jp/movie/general_national/post_1559/
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE111213224200521990.shtml
で、古道好きの風人は行きたいのですが・・・。(T_T) 橿考研友史会の例会とバッティング。(>_<) なんでやねん! 時間まで同時刻始まりってどういうこと!
この例会は、次回定例会がらみで、行っておきたいんですよね。「仏教伝来の地を歩く」ってテーマ。
もちろん、全部行ったことがあるポイントを巡るのですけど、自分の頭を仏教伝来の頃に集中させたいんですよね。そのためには、関連する地を改めて見ておきたい。
まっ、現説が土曜日でもダメなんですけどね。 あすか塾申込済み。(>_<) 運が悪い。。。