2014年12月12日金曜日

東方官衙

今回の調査では、藤原宮の官衙地区で初めて礎石建物が見つかったらしい。礎石建物は、藤原宮では大極殿などの中枢施設や門の他には知られていなかった。 昨年でしたか? この建物の一部が検出されていて、気にはなっていたのですけどね。σ(^^)が行った時には既に埋め戻されていたので、場所の確認だけしかできなかった。
発掘の結果、建物の規模は南北約8メートル、東西約11メートルだとか。総柱の建物であることから、倉庫や楼閣ではないかと考えられるようです。それと、大極殿と軸線が一致するところも面白いところですね。
で、あまり報じられなかったのだけど、その西にも南北約7メートル、東西12メートル以上の大型の掘立柱建物跡も新たに発見されたようです。この建物も中心軸が大極殿と一致するようです。計画的に造られたもの考えられるので、特別な建物であった可能性もあるのかな?
で、銅とスズの合金「佐波理」製の容器の破片が見つかったそうです。やっぱ特別な建物なんかな?

というわけで、この旬のネタは、次々号(?)の飛鳥遊訪マガジンにて、某坊先生が解説をしてくださるかも知れません。と、一応、お願いにもなっているか? (^^ゞ 皆さんも、お楽しみに。

で、明後日、現説です。 近鉄耳成駅から、真っ直ぐ南へ。国道・JRの踏切を越えて、コンビニが角にある信号を右折。その辺には、案内の方が立っておられると思います。

この辺かなぁ~? もう少し東かも。うん、もうちょぴり東のようだ。(^^ゞ

週末風人

土曜日
帝塚山大学考古学研究所・付属博物館主催 市民大学講座
「奈良時代の塩を考える ―平城京出土製塩土器より―」

講師
帝塚山大学大学院人文科学研究科研究生 河村 卓 氏
時間  14:00~15:30
開催場所  帝塚山大学 奈良・東生駒キャンパス5号館5104教室

近鉄東生駒駅改札口に13時10分までに来ていただくと、会場まで案内します。
両槻会第48回定例会の関連講座ですので、皆さん、両方聴講して古代の製塩土器を学びましょう。

日曜日
上記現説です。
藤原宮東官衙の発掘調査(飛鳥藤原第183次調査)の現地見学会
午前10時30分~午後3時00分
説明は 午前11時00分
午後 1時30分 2回行います ※小雨決行
だそうです。