2013年9月8日日曜日

これはなに! 甘樫丘東麓遺跡現地説明会(2013 9/07)

甘樫丘東麓遺跡の解説・評価を、あい坊先生が早々と書いてくださった。次号飛鳥遊訪マガジンで掲載予定です。皆さん、楽しみにしてくださいね! メルマガとタイミングが悪くて、2週間ほど待っていただかないといけないのが残念!

でね、ニュースでは注目されなかったけど、甘樫丘東麓遺跡の出土品の中に面白い瓦が出ている。パッと見、単弁の瓦かと思った。そのくらいボッテりしている! デッカイと言うか、重量感がある。8葉みたいですし、舟橋廃寺式みたいな星組さんのふやけたみたいなちゅうか、ふくよかちゅうんか・・・。今まで見たことなかったので、奈文研の遺物テントに居られた先生に聞いてみた。今までにない瓦だとか。幻の瓦か? 立体感ってのか、凸凹感も大きい。
1点だけが造成土の中から出土したようだ。全くど素人だけど、単弁への過渡期の瓦みたいな気がした。面白い! こういうのに注目出来る程度には、勉強出来てるんだと嬉しかったのですよ♪(笑) こういうのからも、埋め立てが行われた時代とかが分かるかも知れない。瓦は、詳しくはない!けど、上の2点は何?って思えるくらいは分かる。
クリックして拡大してみてください。



 
甘樫丘東麓遺跡出土瓦
飛鳥寺創建瓦 明日香村埋蔵文化財展示室蔵

下の2枚は、星組さん。同じように、造成土に混じっていたとか。
質問したら改笵の痕跡が見えると説明していただいた。帰りに明日香村の埋蔵文化財展示室に寄って、星組さんを見てきたけど、やっぱ改笵してますよねってのは分かった。
報道も説明も無かったけど、これって結構大事なんやない? 遺跡が蘇我の遺跡だって傍証になるやろしね。
それどころか聞いた話の中では、上の瓦は未知の瓦。本当だったら、面白いんやない? 瓦の専門家の先生方のご意見を聞きたいな。

甘樫丘東麓遺跡から飛鳥資料館の写真コンテスト展示へ。パラパラと降ってきたのだけど、飛鳥川に沿って、飛鳥七堰巡りをしてきた。で、ついでに本薬師寺を覗くとホテイアオイが咲いていたので足を止める。まずまず咲いていた。もう少し量があると良かったのだけどね。小雨も混じる悪いコンディションだったのだけど、人も結構いた。狭い通路に長い時間座り込んで撮っててはダメですよ! オジサンたち! 
 ホテイアオイ
本薬師寺双搭と金堂跡