2013年6月1日土曜日

思い出巡り

森先生との思い出ばかりが頭を巡る。
昨年の今頃、森先生のご許可をいただいて、帝塚山大の飛鳥現地授業に参加させていただいた。先生方や学生さんに混じり、事務局スタッフもご一緒させていただいたのだ。先生の懇切丁寧な説明が印象に残ったのだけど、その頃から元気な先生の体調に陰りを見たようにも思った。暑い日で、川原寺跡で辛そうにされている先生が気になっていた。
あれから一年か・・・。

森先生と甲斐先生の共著が、5月半ばに出版されました。
鎮めとまじないの考古学〈上〉 ―古代人の心―
http://www.amazon.co.jp/%E9%8E%AE%E3%82%81%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%98%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E8%80%83%E5%8F%A4%E5%AD%A6%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E2%80%95%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%BF%83%E2%80%95-%E6%A3%AE-%E9%83%81%E5%A4%AB/dp/4639022670
最後のご著書になってしまいました。実は、小さな写真ですが、私の撮ったものが使われています。これで、二冊目。先生とは、こう言うご縁も有ったのです。地元の良く知った人が撮った写真を使いたいからと、先生に声を掛けていただいたのが2年半ほど前になるかな。もちろん写真家ではないですよと辞退したのだけど、名誉なことだったので緊張しながらもお引き受けすることになったのです。その代わりにと、図々しくも講演をお願いしたのでした。この時、ビールをご馳走になったのも思い出です。

都合のつくスタッフと共に、通夜に参列することにした。辛いけど、お別れをしなければなりません。