2013年5月16日木曜日

申込受付開始


両槻会主催 第39回定例会
「渡来系の寺を考える―檜隈寺跡を題材に―」

開催日: 2013年7月13日(土)
会 場: 飛鳥資料館 講堂
定 員: 40名
申 込: 2013年5月13日~7月9日まで
       (定員になり次第締切)
運営協力金: 1,000円 *学割有り
備 考: 4km程度の事前散策を行います。
    *詳細は、決定次第両槻会サイト等でご案内します。

網伸也先生からの講演概要
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飛鳥の渡来系寺院として、東漢一族の氏寺である檜隈寺が有名です。今回のお話は、檜隈寺跡の諸要素を分析し、渡来系寺院の特徴を探っていきます。
まず、塔を中心として、南に金堂、北に講堂を配する西向きの特異な伽藍を考えます。このような伽藍の意義を渡来系寺院との類似性から探ってみましょう。次に金堂の二重基壇や講堂の瓦積基壇に着目します。とくに、瓦積基壇は飛鳥では檜隈寺が唯一ですが、渡来系寺院では一般的基壇外装です。瓦積基壇の成立過程や分布から檜隈寺を位置づけます。そして最後に、軒瓦の同笵・同文関係から、渡来系寺院の相互の関係を明らかにしたいと思います。

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